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いよいよですね

いよいよ来ました。
この時期ならではのことですが、二つあるのです。

一つは、
長い夏営業が終わって今度の冬営業までの間、お休みを頂きます。休みの期間はHPでもお分かりと思いますが、11月1日~25日です。
昨年までとちょっと違うところは、休みの始まりが2週間ほど早くなっていることと、休業期間が少し長くなっていることです。紅葉の季節もほとんど終わっていますし、冬囲いなど来るべき冬に向かっての準備もしなくてはなりません。休みの最後の1週間は開店の準備にも出なくてはなりません。沢山休みがあるようでも実質はそれほどゆっくりも出来ません。
それに楽しみの一つである温泉ですが、私がいつも行っている蘭越町JR昆布駅隣の幽泉閣が11/07~12/22まで改修工事のため利用できないのです。こんな事ってありですか?別の温泉に行くしかありませんが、それも気分が変わっていいかもしれません。いつも同じ行動パターンだと頭が働かなくなるそうですからね。

二つ目は、
羊蹄山麓味覚フェスタです。
毎年恒例ですが、今年で第8回です。3回目からずっと参加させて頂いております。今年も11月2日にヒルトンニセコビレッジで開催されます。今年は京極産の人参と、余市・仁木産のりんごを使って人参ジャムのパンを作ろうと思っています。オレンジ色のジャムが目を引きます。
その他にもホテルやレストランなど30店ほどが出展します。会費は4000円で少し高いようですが、食べ放題・飲み放題です。チケットは前売り制でニセコ道の駅ビュープラザ、倶知安まちの駅ぷらっと、はんこ広場倶知安店、後志観光連盟事務局(後志総合振興局商工労働観光課内)でお買い求めいただけます。
ここ数年、当日や前日に雪になっていましたが今年はどうやら大丈夫そうです。送迎のシャトルバスも出ているそうです。毎年5~600名ほどご参加頂いているのですが、チケットはまだ残っているそうですからどうか皆様、お誘い合わせの上お越し下さいませ。

雪虫が・・・

昨日今日といい天気が続いております。
幸いというべきか、不幸にしてというべきか、店は昨日今日と定休日です。だいたい水曜日には4時頃に近くにある温泉に行きます。今週は今日木曜日も今行ってきたところです。天気のいい穏やかな秋の日でした。自宅から羊蹄山を見ると(今16:38ですが)、山の上から2/3ほどが夕日を浴びてほんのりと赤くなっています。ちょっと前に降った雪は今日すっかり融けてしまいました。それにしても今日は暖かかったですね。でも、温泉の帰りに雪虫の大群に出会いました。自宅近くなんですが、突然雪でも降ってきたのかと思うほどの雪虫でした。1~2週間後には雪になるといわれていますが、そう言えば、来週の水曜日は結構冷えるとか。ちらほらくるかも知れません。

店のあたりの紅葉も盛りは過ぎたようです。色合いが鮮やかではなくなってきました。赤や黄色よりも茶色が多くなっているようです。早々と紅葉していたナナカマドの葉は先日の強風であらかた飛んでしまいました。何であっても盛りは短くて、あっという間に過ぎてしまうようです。例えば、週末に休みが取れる人が今度の土日あたりで紅葉狩りにでも・・・と思っていても雨になるかもしれませんし、仮にいい天気になっても前日の金曜日に強風で葉っぱが無くなってしまった・・・なんてこともあるでしょう。

ついている、いないという言い方もあるでしょうし、タイミングがいい、悪いとも言えるでしょう。でも、気軽にタイミングが悪い、なんて言ってますが実にこれがやっかいでして、ほんの些細なことがその人の人生を全く違うものにしてしまったなんて事は世間にはよくある話なんですよね。しかも、この道を行こうと決めてずっと前から綿密に計画を立てて、一生懸命やってきたのに、自分には直接関係ないようなどうでもいいことで、これまでの努力がぱあになっちゃったなんて泣くに泣けないことだってあるのですね。うまくいく人いかぬ人。分かれ道はどこにあるんでしょうか。普段の努力でしょうか。一瞬のひらめきでしょうか。その人の持って生まれた運でしょうか。自分の運を信じる気持ちの強さでしょうか。

商売でもそうですよね。店が繁盛する、しない。分かれ道はどこでしょうか。それがわからないから手を抜けないんですよね。手を抜かずに、お客様が美味しいといって下さるその幸せを心に刻みながら、毎日精進するしかないのです。そうやっていても報われる保証はありませんが・・・。因果な商売です。いや、違いますね。商売は因果なものです、と言う方が正しいのでしょう。怖いですよ、商売をしているのは。だって、明日、一人もお客様がいらっしゃらないことだってあるわけですから。そしてそれは自分が作っているものを全否定されたに等しいと思えるようなことですから。こんな事を考えていては・・・なかなか太れないはずです。

そんなことって・・・あり?

今週もコラムを書こうと思ったら・・・びっくり。
先週書いたコラムがない。やれ急に寒くなったの、羊蹄山に雪が降ったの、紅葉が始まったのという文章を時間かけて書いたのに・・ななな、何ということでしょう。
文章を書いて投稿したつもりになっていたんでしょうね。そう言えばこの種の行動が最近多くなったようです。言ったはずなのに・・・やったはずだけどなあ・・・普通は、「失敗」とか「勘違い」という言葉で処理されるこの種の行動は、ちょっと年を取ってくると違う言葉で置き換えられるようです。ここ1年くらいの間に徐々に増えてきたように思います。昨日の晩ご飯に何を食べたかすぐに思い出せない事もあるしなあ。
昔は、ちゃっちゃと(てきぱきと)事を進めるのが当たり前と思っていましたし、そうでない人を見ると、もっと早くやればいいのに・・・なんて思ったりしていました。今、自分がそのように出来なくなってみると、また、早くやってよという目で見られているのがわかるようになってみるとこれまでの自分の考えが間違っていたことがよくわかります。
人には得手不得手がありますよね。前に押して出るタイプの人は、苦手なものは隠したり見えていないふりをして得意なもので勝負します。逆に一歩下がるタイプの人は得意なものがあっても出来ないものを先に考えてしまって控えめになってしまいます。でも誰でも出来ることと出来ないことがあるのだから、出来ないことを責めるのではなくて、出来ることをみんなで認めればいいんですよね。
そういうことが還暦を過ぎてようやくわかってきたという、まさに馬鹿を絵に描いたような私です。
そうなってみると面白いもので、物事ゆっくりやった方がいいんだ、スローの方が味わいある生活が出来るんだぞ、と半分は開き直っています。でもあと半分は、もうちょっとてきぱきやれたらいいのにとも思っているのです。物事ゆっくりスローライフというのと生活の余裕というのが結びつくのか、つかないのかはわかりません。今更ながら気づき始めたことは、パン屋の生活がスローライフとはほど遠いものだということです。ここまでくるのに8年も経ってしまいました。本当は自然あふれた環境の中でスローライフを楽しむためにに北海道へやってきたんですけどねえ。スローなのは自分の動作だけかあ・・・お後がよろしいようで。
追伸。ニセコ・ヒラフは今が紅葉のいい季節です。店の周りも素晴らしい眺めが楽しめますよ。

いい季節になりました

1週間ほど前は随分寒かったような気がします。
季節の先取りもいいとこで、10月下旬並みの寒さと言ってました。
最低気温はもちろん一桁だし、最高も15度前後かな。
ちょっとちょっと、冗談は止めてよ・・・と思っていたらやはり冗談だったらしく、このところ秋らしい快適な日々が続いています。
今日は赤とんぼが盛んに飛び回っています。歓迎されざるものはカメムシですね。先週と比べて急に暖かくなったせいかカメムシがやたら目につきます。
紅葉は、最低気温が10度を下回ったらだったか、8度くらいになったらだったか忘れましたが、進むんだそうで、羊蹄山も頂上から5分の2もしくは半分くらいまで進んだでしょうか。地上でもすでに真っ赤になっているものも少しですがあります。このままのペースでいけば10月の3連休あたり紅葉もかなり見応えがあると思うのですが、今度の金曜日が雨、土日はぐっと気温が下がるそうですので見頃に向かう紅葉もどうなりますか。

パン屋も天気には結構左右されますが、特に湿度ですね。湿度が高いとやはり生地がべたついちゃって。水を減らしたり、粉を足したりしています。あとは気温。寒い日だと発酵が進みませんので水温を少し高くしたり・・・結構気を遣います。

半月だか一月だか前に結構雨が続きましたよね。農作物の収穫期でもあるので随分心配しましたが、やはり影響が出ています。私どもがじゃがいもを分けてもらっている農家さんからはじゃがいもがまだ届きません。例年より半月は遅れているように思います。他のところで買うと値が高いので儲けになりません。天候が順調でないといろいろと差し障りが出てくるものですね。

明日まではいい天気だそうです。羊蹄山やニセコアンヌプリも一日中姿が見えます。夜は天の川がくっきり見えるし、ちょっとの間ですが田舎暮らしを満喫しています。

今はもう秋・・・

思わず歌ってしまいたくなりますね
  ♪いまは・・もうあき・・・(少し古いですか)
一体あの爽やかなニセコらしい夏はどこへ行ってしまったのでしょうか。昨年ほどではありませんでしたが、今年も蒸し暑い日がありました。
  ♪スカっとさわやか・・・(ますます古いですか)
という、本州人が悔し涙を流してうらやむ、あのニセコらしい夏が毎年少なくなるような気がしています。
そして最近雨が多いことで作物への影響が心配されています。一番大きな打撃を受けているのはじゃがいもでしょうか。それと玉ねぎ。レタス、ほうれん草などの葉物も不作のようです。
花地蔵にとっても影響は少なくありません。

メニューの方も夏から秋に入れ替わりつつあります。
トマトジャムのパンは終わりましたし、トマトのフォカッチャもそろそろです。栗のデニッシュ、かぼちゃクリームのデニッシュが登場しました。ゆり根のフォカッチャもすぐに登場します。となると、シェパーズパイの登場も遠からずでしょう。
当然ながら、店売りの中には、通年ものとシーズンものがあります。その季節にしか食べられないものは何と言っても美味しいです。店に来ていただければ店内に季節もののポスターも掲示してありますので是非一度お召し上がり下さい。

少し先の話になりますが、11月2日に第8回羊蹄山麓味覚フェスタが行われます。花地蔵は第3回からずっと参加させてもらっていますが、現在、今年の出し物を考え中です。新しいパンを2種類出そうと思っているのですが、いずれも初めて作るものなので完成するかどうか心許ないのです。うまくいったらまたご報告いたします。
お楽しみに。

すごい雨でした

この1週間は雨降りが続きましたね。

先週の金・土・日と3日間とも客足がさっぱりでした。
土日ともこけちゃうということは年に数回(?)しかないことなので、結構大変な事態なのです。それが金曜日も加わって3日間となると「大変」を通り越して「異常事態」と言ってもいいでしょう。

さらに月・火と雨が続きましたのでこりゃ駄目だと思いきや、月曜日は意外にお客さんがあり、火曜日(この日は、56災害以来の大災害が予想されるなどという警告が出された日です)も大した雨が降らなかったので予想を超えるお客さんがありました。でもあまりパンを作らなかったので涙なみだの一日でした。

以前に読んだ本に、「店の場所が悪い」とか「天候がよくなかった」などを客の来ない理由にしてはいけないとありました。もうちょっと天気がよかったらパンを買いに来てくれるのに、と思っていた私は本当に言われるとおりで、ただただ反省するばかりです。

それにしても今回の大雨。台風12号と13号のダブルパンチでしたが国道5号にかかる倶知安橋の下を見たときは震えました。尻別川の横にある遊歩道やパークゴルフ場、花壇など完全に水没していて、四阿(あずまや)風の建物の屋根がかろうじて見えていた程度。赤茶色い濁流がごうごうと流れていました。それが昨日のこと。昨日一日は大して雨が降らなかったので水が引いて、遊歩道やパークゴルフ場の芝生は再び登場しておりました。
川幅が2倍になった尻別川は初めて見ました。
修学旅行のシーズンでもあるのですが、ラフティングなどアウトドア活動は出来なかったと思います。何十年も経てばそれもいい思い出になっていくのでしょうか。

もう一つ心配なのは野菜です。
じゃがいもや米などはあと少しで収穫というところだったので大きな痛手になったと思われます。旬の素材を使っているパン屋としては心配です。毎年毎年心配の種は尽きません。普通の毎日を過ごしたいものです。

早くも秋の気配

約3か月ぶりとなりました

恒例となりました夏の無休営業ですが、今年もやりました。
7月22日(金)から8月16日(火)までの26日間です。

いやはや、しんどいの何のって・・・
8月12日からバイトさんがやっと来てくれて、店に出てお客様の応対とか洗い物や掃除をしてくれたりしていますので少しは楽になったのですが、それでもカミさんと私の二人で6月からずっとやってきたので体の疲れが取れませんでした。
お盆の3日間は息子に頼んでちょっと手伝ってもらいました。

この夏の営業期間中、例えば一番すごいのは、片付けが終わって翌日の準備もして家へ帰るのに店を出たのが夜の8時過ぎ。家で晩ご飯を食べて(カミさんが家に帰ってから用意するのですが)お風呂に入って半分寝ながら帳簿付けをしたりしてやっと寝るのが11時半くらい。翌朝は3時20分に目覚ましが鳴ります。
こんな日が続いていました。

今年は、昨年までとちょっと違う傾向が見られます。

一つは、関東東北から「疎開」してきた人たちがいたことです。
いわゆる「疎開」のようにしてこちらに来られた人たちは、もちろん例の大震災と原発事故による放射能を逃れてのことです。ヒラフ地区にあるコンドミニアムを開放してそういう方々を受け入れるということでしたので、不安な気持ちもありながらこちらです暫く過ごされたようです。
もう一つは、リタイアシニア世代の長期滞在です。
こちらも同じくヒラフ地区にあるコンドミニアムに滞在されているのですが、1~3か月間の長期滞在です。
関東だけでなく関西の人たちも結構いらっしゃいます。
最近北海道の夏が暑いとか蒸し暑いとかいくらいってみても、本州にいることを考えれば、まさに天国・・・なのでしょう。
というわけで今年いらっしゃった方たちはお帰りになるときに、また来年も是非・・・と異口同音におっしゃいます。

お客様の流れが昨年までと違いましたので作っているパンの量もうまくいかず、2時とか3時に売り切れとなってそれ以降のお客様にご迷惑をかける事もしばしばです。パンを買えなかったお客様、どうもすみません。懲りずにまたいらっしゃって下さい。
また、どうしてもパンをゲットしたいというお客様には予約をお薦めいたしております。少量なら前日でも間に合うことがありますが、確実に・・・ということであれば前々日での予約がいいでしょう。
店にお電話下さい。
   店の℡ 0136-23-0331
留守の時はメッセージを入れておいて下さいね。

春?それとも夏?

このところ何かと忙しくて、このコラムも2週間空いてしまいました。
前回の頃まではまだ肌寒い日が結構あって家の中でも暖房が欠かせませんでした。ところが昨日は最高気温が25度を超えましたでしょうか、とにかく暑い一日でした。2日くらい前からエゾハルゼミが鳴き出しました。そりゃあもう・・・喧しい、やかましい。それともう一つ喧しいのは・・・カエルです。こちらは10日か2週間ほど前からでしょうか。田に水が入ったという証拠なのですが、昼夜を問わず鳴いております。どうかすると合いの手のようにカッコウが一日(こちらは昼間ですが)鳴くことがあります。
こういう自然の営みは耳障りとは感じませんのでニセコの自然を満喫しています。
花も水仙が終わり、スズランが咲いています。オダマキが今盛りです。他の草花も咲き出しました。
その花を押しのけるように頑張っているのが、雑草です。「雑草」と一括りにするのはかわいそうですかねえ。スギナが一番大きな顔をしています。イタドリとかギシギシとかイネ科の植物も。今年は何故か花粉症が例年よりもひどくて、白樺はほとんど大丈夫でしたが、イネ科の植物はいけません。もうすぐ花が開きそうだったので昨日今日で自宅の草刈りをしました。1回すると1~1.5時間はやっているので老体には結構きついのです。でも終わったあとを見ると満足感があります。
自宅の方はこれで何とか格好がついたのですが、あとは店の方です。折角オダマキがきれいに咲いているのに余り目立ちません。といっても草を抜くとなると結構時間がかかるし、仕事の合間にそんなに時間は取れないし・・・ということでどうしようか思案しています。草取りをしないわけにはいきませんのでいずれはやるのですが・・・
やらなくちゃと思ったらすぐに実行する時もあれば、いつまでもしないままの時もあって、どちらも自分なのです。

春はいずこ・・・

大型連休が終わってからも結構寒い日が続いています。時折暖かい日もあるのですが、気温は低めに推移していますし、雨も例年に比べて多いようです。何しろ太陽が余り拝めないのが応えますね。

それでも植物は育っているようで、水芭蕉は先週あたりまでが満開だったでしょうか。今は、葉がやたら大きくなりつつあります。カタクリの花も先週で終わってしまいました。桜については、倶知安やニセコあたりは道内の他の地域に比べて遅いのでしょう。今週になってやっと満開近くなってきました。水仙が咲き始めています。ムスカリも。
木を見ると、白樺の葉がやっと出てきました。こぶしの白い花は咲き始めてもうずいぶんになりますが、この時期ですから遠くからでも目立ちます。木の葉も少しずつ出始め、今週末か来週あたりには春紅葉が始まるでしょう。
今は池やため池、川など水のあるところに鳥がいます。子供を連れて北へ飛び立つのを待っているのでしょうか。まだ寒いので踏ん切りがつかないようです。自宅から店までの行き帰りに、鳥を見たりキタキツネを見たりします。リスが目の前を横断することもあります。あちこちの飼い犬も毎日見ていますが、今は日の出が早くなってきているので朝早くてもすでに起きていて、飼い主に散歩に連れて行ってもらうのを楽しみに待っている様子です。
動植物を毎日眺めていると季節の移り変わりがよくわかりますし、とっても心が落ち着きます。
今日もあの鳥たちに、あのワンちゃんに会えるかな、と想いを巡らせながら仕事に向かっています。会えると心が和みますし、会えないと心配になります。自分の子供みたいです。

お客様もいろいろです・・・Part2

前回のコラムで、お客様に支えられての花地蔵だという話を致しました。もちろんお客様は有り難い存在なのですが、私にとって苦手とするお客様も確かにいらっしゃいます。

その一つが、挨拶をしていただけないお客様です。
お客様が店に入るとこちらから「いらっしゃいませ」とか「おはようございます」とか声をかけます。大抵は「お早うございます」とか「こんにちは」という声が返ってきます。どうかするとお客様の方から「こんにちは」などとおっしゃりながら入っていらっしゃることがあります。
ところがこちらの声が聞こえているはずなのに全く返事をして下さらないお客様がいらっしゃいます。お帰りになるときにも「有り難うございました」と声をかけますが、無言で帰られるお客様もあります。
花地蔵では、パンをショーケースに入れて販売しています。いわゆる対面販売です。お客様とコミュニケーションを取りたいという気持ちからそうしているのですが、人間関係は言葉を交わすところから始まると思うからです。
挨拶をしていただけないお客様からはコミュニケーションを拒否されているようで気持ちがすっきりしません。

二つ目の例も挨拶と言えるのでしょうか。
花地蔵には「ご自由にどうぞ」と書いた紙と一緒にいわゆる「金太郎飴」が置いてあります。大抵のお客様は、「一つもらってもいいですか」とか「(本当は一つなんでしょうが)二つもらっていってもいいですか」と聞いて下さいます。
でも、一人でいくつも、しかも黙ってポケットにしまい込んで帰られるお客様がいらっしゃいます。ちょっと声をかけていただければこちらも、「どうぞどうぞ」ということになります。
ほんのちょっとしたことなのですが、これも気分がすっきりしないのです。

三つ目は順番が待てないお客様です。
花地蔵は店内が込み合うことは滅多にありません(これはこれで寂しい)が、どうかすると3組も4組も重なることがあります。そういう場合には「次のお客様、どうぞ」と声をかけますが、その前にご注文の声が飛んでくることがあります。すると、次は自分の番だと思っていたお客様は始めは驚き、次に苦笑いで後ろへ下がってしまわれます。そういう場合はこちらが交通整理をしなければならないのですが、割り込んできたお客様は自分が先だと言わんばかりに自信たっぷりで声も大きいので圧倒されてしまいます。次のお客様には申し訳ないのですが、割り込んだお客様を先に済ませて、次のお客様には「ご免なさいね」と謝ることになります。
やはり気分がすっきりしません。

花地蔵は外国人のお客様も(特に冬場は)多いのですが、気分がすっきりしない人は滅多にありません。きちんと挨拶もしてくれるし、こちらに対しても言葉使いは丁寧です。文化の違いではないと思うのですが、マナーという点では一歩先んじるところがあるのでしょう。外国人のお客様が帰られたあとは気分が良くなっていることが圧倒的に多いのです。

もちろん日本人でもマナーのしっかりしている人は多いのでほとんどの場合は気分よく働いています。こんな事を考えているということは、私も年を取ったということでしょうか。

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