受験合格にぐっと近づく日能研での勉強

中学受験の対策塾として人気の高い日能研。学びは授業から始まるという考え方のもと、予習ではなく復習に重きを置いている学習塾です。子どもたちの成長段階によって学習の方法も変わるのですが、4年生からは「授業→家庭学習→テスト→見直しと振り返り」が1つのサイクルになっています。ちなみに授業は対話型が中心。子ども同士に対話をさせることで、主体的に学ぶ力を伸ばしていきます。

基本的に3年生のステージIから6年生のステージVまでのらせん型学習。中でも受験勉強の中核をなすのが5年生2月からのステージIIIから6年生7月までのステージIVです。授業内容も論理・考察がメインになるため、解法の習得だけではなく根本から理解することを楽しいと思えるようになるでしょう。特に国語は4年生の段階で副助詞をていねいに教えるなど、記述力の勉強は他の塾に比べて熱がこもっているようです。

6年生までは全科目ゆったりとしたペースでやっていくので、他の塾でついていけなかったお子さんも安心。ただ、6年生になると日曜特訓や補助教材なども増え、学習のペースが急に上がります。テスト対策や宿題、テスト直しまで手が回らなくなる子も出てくるようです。その際は志望校合格から逆算し、必要な問題とそうではない問題を取捨選択するといった家族によるサポートが大事になってきます。6年生の演習量についていけるよう、5年生のうちから家庭学習での演習量を増やしておくのもいいかもしれません。

日能研で行われているのが復習テストにあたるカリキュラムテスト、通称カリテ。毎週もしくは2週間に1回のペースで行われており、この成績に応じて所属クラスや席順の昇降が決まります。カリテがあることで自宅学習の目標がはっきりしますし、カリテで高い点数をとりたいという動機づけにもなります。このカリテ対策+弱点指導をしっかりしてくれるのが代々木進学会の日能研対策講座。プロの家庭教師が日能研での学習、そして受験合格に向けてしっかり指導してくれます。

テキストは科目によって単調さを感じることもあるものの、解説が充実していて分かりやすいつくりになっています。通っている中で安定感、安心感を得られるのが日能研の特徴ではないでしょうか。