専門学校の良いところ・大変なところとは?

早いもので、1年の終わりが間近に迫っています。高校生の皆さんは冬休みが目前ですね。長いお休みに加えてクリスマスや大晦日、お正月など、楽しいイベントが盛り沢山の冬休みですが、「楽しい時間はあっという間」という言葉があります。気付いた頃には1月の始業式を迎えているのでしょうね。

冬休みが終わってしまうと、今度は年度終わりが近付きます。高校3年生にとっては卒業の時期、1、2年生にとっては進級の時期です。卒業も進級も、環境が大きく変わるので、高校生の皆さんにとっては重要な時期でしょう。

特に高校2年生の皆さんは、来年度は受験生になります。進学・就職について、本格的に考えなければならず、今から悩んでいる方もいるのではありませんか?

学校にもよりますが、現代では4年制大学を目指す方が多いのではないかと思います。しかし、中にはより将来を見据えた学習をしたいと考え、専門学校への進学を決める方もいます。

専門学校は、その名の通り1つの分野の学習に特化した学校である場合がほとんどです。「仕事に役立つスキルの取得」を目的としているため、学生は専門知識や技術の習得に専念でき、授業内容も実技や実習が中心になります。そのため、就職を強く意識した学習ができ、仕事に活かすことができる即戦力レベルのスキルを得ることができます。

一方で、専門学校は実習があり、忙しいという学生の声をよく聞きます。専門学校というと、授業で専門性の高い座学を受けるイメージがあります。誤りではありませんが、それ以上に実技・実習がメインになると言われています。そのため、時間に追われる方が多いのが実情です。実習の中には、実際に企業や施設で行う「企業内実習」の時間も多く設けられています。学校での講義と違い、精神的負担も大きくなると考えられます。

良い部分もあれば大変な部分もある専門学校ですが、それは4年制大学や短期大学にも同じことが言えます。将来やりたいことやなりたい職業が決まっている場合は、専門性に長けた専門学校に軍配が上がるのではないでしょうか?

専門学校を探すのにポピュラーな方法は、全国の学校が網羅された学校案内などの書籍を参考にすることです。しかし、掲載されている情報の多さからも販売金額は高めです。そこで、近年はスマートフォンが普及していることもあり、インターネットを介して情報を入手しようと考える方のほうが多いのではありませんか?その際は、「e専門学校ガイド」の利用をおすすめします。こちらは、都道府県知事によって専門学校と認められた認可校のみを掲載している専門学校検索サイトです。専門学校という名称が使えない、無認可の教育機関は掲載されていません。

「認可校のみに限定されているということは、情報量が少ないのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、認可校には、就職支援を受けられる、専門学校に通っていた期間を学歴に含められるなど、就職活動時に為になるメリットがあります。そのため、特別な理由がなければ、専門学校と認められている認可校を受験すると良いでしょう。