文部科学省が発表した「2018年度 大学・短大進学率」によると、57.9%の方が大学もしくは短大に進学しているのだそうです。つまり、残りの4割強は中卒や高卒、専門学校卒ということになります。もちろんそれが悪い訳ではありませんが、もしかしたら大学に進むことで新たなチャンスが広がるかもしれません。
生涯賃金で考えてみましょう。一般的に、男性の生涯賃金は高卒で1億9,000万円、大卒で2億4,000万円程度だといわれています。高校卒業後すぐに就職すると、大学卒業後に就職した人よりも4年長く働いているにも関わらず、これだけの差がついてしまうのです。賃金に関しては会社の給与規定に大きく左右される部分でもあります。この先のことを考えたら20代の間に会社で経験を積みつつ、大卒資格を得るのも1つの手ではないでしょうか。
仕事をしながら大学に通うのはなかなか簡単なことではありません。そこで注目されているのが通信制大学。オンラインでの授業と年に数回の通学で卒業をめざしていきます。通信制大学も数が増えていますが、高卒で学士取得したいなら東京通信大学がおすすめ。メインは動画配信によるメディア授業。1コマの講義が15分ごとに分けられて配信されているので、パソコンやスマートフォンのデバイスとネット環境さえあればスキマ時間に勉強することができます。15分の動画4本と小テストで1コマの扱いになり、8コマ受講+単位認定試験もしくはレポートで1単位を取得することができます。短時間で少しずつ進められるので、働きながらでも無理なく学べるでしょう。
働きながら学習するにはモチベーション管理が重要になります。ではモチベーションを高くキープするにはどうしたら良いのでしょうか。高いモチベーションを保つコツは目標設定を細かくすることです。目標設定を細かく定めることで、達成感を定期的に感じられるような仕組みをつくることをおすすめします。自分のためですから、そんなことでもいいの?というような設定でも構いません。たとえばデスクに5分間座る、本を2ページ読む、など簡単なことでも良いのです。まずは行動をすることでやる気が出るので、ちょっとした勉強のフックをつくっておくとよりドライブをかけられるでしょう。それが習慣化されればしめたもの。やらされてる、のではなくやりたい、と心からやる気が湧いてくるようにすれば学習効率もグンとあがるはずですよ。
大学選びにおいて大事なのが、「学ぶ目的」と「卒業後のキャリアプラン」の2つ。今携わっている仕事でずっと生きていくためにスキルを磨くのか、他の業種で新たなキャリアをつくっていくのかによって選ぶべき大学も変わってきます。学びに遅すぎることはありません。「将来こうなっていたい」という自分の姿をイメージしながら大卒資格の取得に向けてコツコツがんばっていけば、きっと素敵な未来が待っているはずです。